当喫茶の連載企画、初マタさんのための(もちろん第2子以降も役に立つ)必要最低限の出産準備ジャッジ【ベビーケア編】の中で、意外と所持率が高かったアイテムが鼻吸い器!
持ってる
持ってない
なんと9名中8名がなんらかの鼻吸い器を使ったことがありました。
というのも、赤ちゃんは鼻がかめないため、上手に鼻がかめるようになるまでの間は大人が鼻水を取ってあげなくちゃいけないという深~い事情があるのです。
そこで前回までに、メンバーが使ったことのある鼻吸い器ランキングと、それぞれの口コミを紹介してまいりました。
これでめでたしめでたしと思いきや、喫茶メンバーで唯一鼻吸い器を持っていない羊子さんから、
という大変手厳しいツッコミ……もとい、的確な指摘をいただきまして!
この記事では、鼻吸い器をその種類別に徹底的に比較して、真のおすすめを発表いたします!
鼻水吸引器の種類にはどんなものがあるの?特徴は?
本題に入る前に、前回のおさらいも兼ねて鼻吸い器を大まかに分類するとこれだけあります↓
- 手動式(非電動式)
・口で吸うタイプ
・手動ポンプ式 - 電動式
・ハンディ型
・据え置き型
喫茶メンバーからも実際に「こんなにあるの?!」という声が聞かれましたので、現在販売されている鼻吸い器の種類と種類別の特徴を簡単に紹介します。
もうご存知の方は、飛ばしていただいて大丈夫です(→比較へ)
手動式(非電動式)の鼻吸い器の特徴
手動式(非電動式)の鼻吸いは、大人が口で吸うタイプと手動ポンプ式に分かれます。
大人が口で吸うタイプ
大人が口で吸うタイプは、鼻吸い器についているチューブを大人が口で吸うことで鼻水を吸い取ります。鼻水が口に入らないようにチューブの途中にトラップが設けられている製品が多いです。
ベビー用品店やドラッグストアでよく見かける製品に、ママ鼻水トッテ、ピジョンのお鼻すっきりなどがあります。
手動ポンプ式
手動ポンプ式は、球状のポンプを手で握り、潰れた球が元に戻る力で鼻水を吸い取ります。
ベビー用品店やドラッグストアでよく見かける製品として、鼻水キュートル、ピジョンのドクター鼻吸い器などがあります。
口で吸うタイプと手動ポンプ式の両方で使える2wayタイプもありますよ。
電動式の鼻吸い器の特徴
電動式の鼻吸い器は、ハンディ型と据置型に分かれます。
ハンディ型
ハンディ型はその名の通りコンパクトなタイプ。部品点数が少なく使用前後のお掃除が楽で、電源は電池式やUSB給電式で使用時にコンセントが必要ないため、お出かけにも便利な製品です。動作音も比較的静かです。
ベビー用品店でよく見かける製品にベビースマイル、エジソンのすっきり鼻水吸引器S、コンビの電動鼻吸い器C-62などがあります。
据え置き型
据え置き型はハンディ型に比べると大きいだけあり、吸引力には定評があります。タンクが大きく、吸引圧力の調整ができる機種が多いです。電源はAC電源のものがほとんどですが、オプションで充電池や乾電池を使用できるものもあります(別売り)。
ベビー用品店でよく見かける製品にメルシーポット、コンビの電動鼻吸い器S-80、ピジョンの電動鼻吸い器があります。
鼻吸い器の全体像が何となくつかめたところで、ママたちが実際に使用した鼻吸い器を比較していきますね!
喫茶メンバーが実際に使った鼻吸い器を比較
手動式鼻吸い器の比較:ママ鼻水トッテvs鼻水キュートル
まずは手動式(非電動)鼻吸い器の比較から。
喫茶メンバーが持っているものは、口で吸うタイプのママ鼻水トッテと手動ポンプ式の鼻水キュートル。
気になる吸引力の違いを、鼻水キュートルを使ったことのある2人に聞いてみると、
手動ポンプ式の鼻水キュートルは鼻水を吸いきるまで球をシュポシュポしてあげる必要があります。
口で吸うママ鼻水トッテと異なり、肺活量の限界に挑戦しなくてよいため楽ではありますが、持続的な吸引という観点では口で吸うママ鼻水トッテに軍配が上がります(息が続く限りではありますが……)
ただ、ママ鼻水トッテで感染症の鼻水を吸うと、病原体を含む微細な飛沫を大人が吸引するリスクがあるのが悩ましいところ。吸引の持続性と飛沫を吸引するリスクを勘案して選ぶ必要がありますね。
あいあいさんが言ってる2wayタイプとはこれのこと↓
実は鼻水キュートルには手動ポンプ式だけではなく、口でも吸える2wayタイプがあります。公式サイトによると、赤ちゃんの症状や鼻詰まりの原因(感染症orアレルギー性)で使い分け、パパやママの二次感染リスクを軽減!とのこと。
価格差は数百円ありますが、口で吸うタイプか手動ポンプ式か迷ったときは2wayタイプを選ぶのもアリだと思います。
残念ながら2wayタイプを使ったことのあるメンバーがいなかったので、Amazonなど販売サイトの口コミをチェックしてみてくださいね。
ハンディ型電動鼻吸い器の比較:ベビースマイルの喫茶内シェアは100%
続いて、ハンディ型の電動鼻吸い器の比較……と思ったんですが、当喫茶ではベビースマイルがハンディ型のシェア100%を占めており、比較対象がありませんでした。
ただ、大手ベビー用品店の店頭にはエジソンのすっきり鼻水吸引器S、コンビの電動鼻吸い器なども並んでおり、違いが知りたい方も多いと思います。
というわけで、スペックを比較してみました!(※見切れている場合は、横にスクロールできます)
ベビースマイル | エジソンすっきり鼻水吸引器S | コンビ電動鼻吸い器C-62 | |
---|---|---|---|
外観 | |||
サイズ | 201.5×42.5×42.5mm | 197x40x40mm | W99×D42×H62mm |
吸引圧力 | -60kPa±15% | -62kPa | -62kPa |
圧力調整 | ー | 2段階 | ー |
付属のノズル | 1種類(ロングノズルのボンジュールプラスは別売) | 2種類 | 2種類 |
電源 | 単3乾電池×2 | USB充電式 | 単3乾電池×2 |
その他の機能 | ー | 口/電動の2way | 先端が360°回転 |
実勢価格(Amazon、2019年12月現在) | 3848円(別売りのボンジュールとのセット:4287円) | 4776円 | 5500円 |
こうして比べてみると、吸引圧力はほぼ横並びなことが分かります。
喫茶メンバーに大人気のベビースマイルは鼻水を吸う以外の機能はありませんが、価格面では最安値です。
機能は最低限ですが鼻水を吸うだけなら十分ですし、販売サイトの口コミもよいので、他の機種にある機能が絶対に欲しいなどの理由がなければ第一選択肢になり得るでしょう。
据置型電動鼻吸い器の比較:メルシーポットvsスマイルキュートvsエレノア
それでは最後に、パワーには定評のある据え置き型を比較していきます。
喫茶メンバーが持っているものは、メルシーポット、スマイルキュート、そしてエレノアですが……
実は、喫茶メンバーが鼻吸い器を買った後、ベビー用品大手であるコンビやピジョンが据え置き型鼻吸い器を発売しており、現在のベビー用品店の店頭ではメルシーポット、コンビ、ピジョンの3機種が主流となっています。
というわけで、これら5機種を並べてみると、(※こちらも見切れている場合は、横にスクロールできます)
メルシーポットS-503 | コンビS-80 | ピジョン | スマイルキュートKS-501 | エレノア | |
---|---|---|---|---|---|
外観 | |||||
吸引圧力 | -83kPa±20% | -80kPa±10% | -80kPa±15% | -75kPa±10% | -80kPa±10% |
排気流量 | 12L/min±20% | 15L/min±20% | 13L/min±15% | 15L/min±20% | 15L/min±20% |
圧力調整 | ー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
圧力計 | ー | ー | ー | 〇 | 〇 |
鼻水トラップ | ー | ー | 〇 | 〇 | ー |
ボトル容量 | 270mL | 容量記載なし | ー | 500mL | 300mL |
付属のノズル | 1種類(ロングノズルのボンジュールプラスは別売) | 2種類 | 2種類 | 3種類 | 2種類 |
電源 | AC電源 | AC電源 | AC電源 | AC電源 | AC電源 |
その他の機能 | ベビちゃんクリップ(吸引パワーを溜める) | ー | ー | 別売り充電池あり | 別売り電池パックあり |
実勢価格(Amazon、2019年12月現在) | 12100円 | 12980円 | 12900円 | 13200円 | 17112円 |
※排気流量:実際に使う場合の吸引力の目安(参考:新鋭工業サイト)
※AC電源:使用時にコンセントと付属のACアダプタが必要
このとおり、吸引力には大きな差がなく、細かい仕様の違いに各メーカーの個性が出ている感じです。
価格面ではメルシーポットが最安値ですし、販売サイトの口コミもよいので、据え置き型の中では第一選択肢になり得るでしょう。ただし機能は最低限なので、想定する使い方で必要な機能を考えて他の機種も視野に入れてはどうでしょうか。
種類の異なる鼻吸い器を比較!わが家にぴったりの鼻吸い器のタイプはどれ?
ハンディ型で十分と感じるおうちもある一方、あえて据え置き型を選んだママたちはどのように考えていたのでしょうか?
と言いつつ、店頭でハンディ型のサンプルを触ってみたら、私にはちょっと物足りないかも……と思ってしまったので、やっぱり据え置き型を選ぶと思います」
据え置き型を選んだママたちの話を聞いてみても、鼻水の悩みがそれほど深刻ではなく、鼻水を吸うママの負担を少し減らしたいくらいなら、ハンディ型で十分かもしれませんね。
逆に、大量の鼻水を吸ったり、鼻洗浄をしたり、鼻水の悩みが深くて失敗したくないなど、据え置き型の機能が必要なおうちには据え置き型の方がよいと言えます。
このあたりはやっぱり、各ご家庭の鼻水の悩みの深さによると言えますね。
なお、多少ママに負担があっても手動式(非電動式)で乗り切ったママもいることはお忘れなきよう……
ママたちの意見を聞くと、
- 鼻吸い器にどこまでの機能を求めるか
- 主に鼻を取ってあげるママがどの程度まで負担を許容できるか
- やっぱりコストは無視できない
以上が、鼻吸い器の種類を選ぶ上で大切な要素。
鼻吸い器への想い別に、おすすめのタイプをまとめると以下のようになります。
- ママに負担があってもとにかくコストを抑えたい
→手動式(非電動式) - なるべくコストは抑えたいけど鼻水を取るのは楽な方がいい
→電動式のハンディ型 - 多少のコストは許容するので高機能でよく吸うものが欲しい
→電動式の据え置き型
喫茶内で評判のよかったおすすめの鼻水吸引器
最後に、喫茶内で評判のよかったおすすめの鼻水吸引器を紹介します!
手動式(非電動式)のおすすめはママ鼻水トッテ
手動式(非電動式)で評判がよかったのはママ鼻水トッテ。
感染症の場合に病原体を含む飛沫を吸引してしまうリスクはありますが、息の続く限り吸引が持続することからよく取れてよいという声が聞かれました。
電動式(ハンディ型)のおすすめはベビースマイル
電動式(ハンディ型)で評判がよかったのはベビースマイル。
他の機種を使っているママがいないこともあるのですが(笑)、手動式だと大変だから少し負担を減らしたいというタイプのママからは大満足の声が聞かれました。
電動式(据え置き型)のおすすめはメルシーポット
電動式(据え置き型)で評判がよかったのはメルシーポット。
価格が同タイプの鼻吸い器の中では抑え目なことから、ハンディ型では不足を感じるかもしれないと考える場合は、第一選択肢になりうるでしょう。
ただし、機能はごくシンプルなので、他に必要な機能があるのなら別の機種を選ぶことをおすすめします。
以上、メンバーおすすめの鼻吸い器の比較をお送りいたしました!
という方のために、次回はママ8人が実際に鼻吸い器を使った時のあるある話をお送りします。
この記事で紹介した鼻吸い器は楽天ROOMにまとめていますので、お買い物にお役立てくださいね!
ママ喫茶では、雑誌やベビー用品店の出産準備品リストに掲載されている出産準備品の必要性をばっさりジャッジして記事化していますので、他のアイテムのいる?いらない?もぜひチェックしてみてください。
※追記:インスタフォロワーさんに聞いた最新アンケート結果も公開しました↓