ママ喫茶ぽてこでは、「後悔しない幼稚園選びのポイント」や「出遅れないための幼稚園探しスケジュール」をご紹介してきましたが…
その中でちらほら出てくるのが、幼稚園のプレクラスの話。
実は、幼稚園組の喫茶メンバーのほとんどがプレから通わせていたという事実が判明。
そこで、日本各地のプレの実態や通園したからこそわかる「プレに通うべきか?」についてご紹介していきたいと思います。
当記事では、喫茶メンバーの個人情報の特定を防ぐために一部匿名アイコンにてご紹介しております。また匿名キャラは一定の誰かを指しているわけではなく、ランダムに設定しております。
幼稚園のプレクラスって何?対象年齢や内容を解説
幼稚園のプレクラスとは、年少さんより前の年齢を対象に開設されるクラスのこと。
つまり「年少さんより前=プレ」ということですね。
そして、ここでは「プレクラス」とか、ただ単に「プレ」と呼んだりしていますが、実は統一された呼び名はなく幼稚園ごとに異なっています。
そのため、先輩ママたちはプレのことを具体的なクラス名などで呼んだりするんですよね。
そのため、未就園児のママさんがプレの存在を知らないと「何そのクラス!?!?」となるかもしれません。
ということで先輩ママに話を聞く際には、その幼稚園で実施されているプレクラスがどのような名称なのか?は知っておいた方がいいですね。
プレの内容は幼稚園によってだいぶ異なる【母子同伴型・母子分離型】
気になるプレの内容ですが、ぶっちゃけ思いませんでしたか?
「年齢も小さいの幼稚園へ行って、実際に何をするの?」と。
そこでプレではどんなことをするのか?聞いてみたところ、おうたや工作、そして季節の行事などで共通していました。
ただ1つ気になった点があったのですが…それは通園スタイルの違いです!
というのも、プレの通園スタイルは母子同伴型なのか?それとも母子分離型なのか?で分かれているんですね。
プレ幼稚園のスタイル
プレでは、ざっくり次のようにわかれます。
- 保護者と一緒に過ごす母子同伴型
- 幼稚園に預けるタイプの母子分離型
たとえば、通年で母子分離型のプレを行っている園もあれば、1学期は母子同伴型+2学期以降は母子分離型と通園スタイルが移行するところも。
また、母子分離型の中でも給食やお弁当を食べるところもあれば、通園回数は週1回のみで預かり時間は午前中のみ、という幼稚園もありました。
プレに通わせると月謝はいくら?
気になるプレの月謝(保育料)ですが、これは通園スタイルや通園頻度によってだいぶ異なります。
ちなみに2019年10月から始まった幼児教育無償化の制度ですが、残念ながらプレは無償化の対象外。
ただし、満3歳になった時点で幼稚園に入園=新入園児という扱いになるところもあります。(※法律によって満3歳から幼稚園児として認められるため)
つまり、
- 満3歳になった時点から保育料を無償化の対象として再計算してくれるプレ
- 満3歳児クラスを開設している幼稚園
こういった幼稚園では、保育料が無償化の対象となり月謝の負担が少なくなるので狙い目かもしれませんね!
プレに行かせてよかったこと【入園優先枠・預け先確保・集団生活】
入園優先枠:
入園を優先してもらえる制度のこと。プレに通うと入園が優先される「プレ枠」の他に、在園児や卒園児に兄弟がいる場合に優先される「兄弟枠」があります。
※すべての幼稚園で実施されているわけではありません。
みんなの意見をまとめると、プレに通わせてよかった点は次のとおり。
- 入園優先枠をGETできる
- 働いていなくても預けられる
- 早くから集団生活を体験できる
ただ、働いていなくても預けられるプレはいわゆる母子分離型のプレになります。
反対に母子同伴型のプレですと、預けるというより親子で一緒に参加することになりますので、「お子さんを預けたい」という目的なら、母子分離型のプレを探すといいでしょう。
プレに通わせて大変だったこと【送迎・下の子問題・月謝が負担】
プレに通わせてみて大変だったことは?
プレに通わせるとなると、まず問題となるのが送迎をどうするのか?ということ。
近ければ徒歩や自転車による送迎で問題ないかと思いますが、遠方だとバス通園が選択肢になるかと思います。
そして、送迎や母子同伴型のプレで悩みとなるのが下の子問題。
「下のお子さんを連れて送迎するのは大変」というのは何もプレに限った話ではありませんが、問題は母子同伴型のプレの場合。
- 下のお子さんを連れてプレの教室に参加してもいいのか?
- 毎回一時保育etc.に預ける必要があるのか?
こういった点は事前にリサーチしておかなければなりません。
ちなみに、プレに通わせて大変だったことは他にもあるか?聞いてみたところ…
- プレの月謝が負担に感じた(←満3歳児にならないと幼児教育無償化の対象外)
- お名前つけが大変(←プレでも持ち物に記名は必須)
という感想はありました。
「プレが合わない」「子供が泣いて困る」ことはあった?
プレに通うまでは(保育園に通園していない限り)基本的にママとずっと一緒に過ごしてきたはず。
そんなお子さんがママと離れて過ごすわけですから、泣いてしまうのは何も不思議ではありません。
ただ、喫茶メンバーのお子さんたちも、はじめのうちは登園時に泣いていた子もしだいに慣れてくると笑顔で通うようになったそう。よって、そこまで心配する必要はなさそうですね!
【幼稚園のプレ必勝法】申し込み時期は絶対に逃さないで!
ここまでの話を聞いて、お子さんをプレに通わせてみたいな♡と思いませんでしたか?
しかし、一般的な新入園児の募集が秋(10月~11月頃)に始まるのが一般的なのに対し、プレの申し込み時期は結構バラバラだったりします。
ということで、
- 希望するプレの申し込みはいつ始まるのか?
- 先着順or抽選なのか?
という情報は、できるだけ早めに押さえておく必要があります。
プレの形態 | 申し込み時期の例 |
---|---|
母子同伴型のプレ | 新年度の4月に説明会→同時に申し込み |
母子分離型のプレ | 前年度の秋頃(9月~11月が多い) |
満3歳児クラス | 3歳になる誕生月の前月 |
新年度の新入園児募集はだいたいどこの幼稚園も前年度の秋頃に始まりますが、プレにいたっては統一された受付期間というものが存在しません!
ということで、プレへの申し込みが園によってここまで違うとなるなら、幼稚園ごとやその地域のママたちに聞いてみることがどうやら一番確実です。
ちなみに、喫茶メンバーたちがどうやって幼稚園の情報を集めたのか?また具体的にいつ頃から動いていたのか?については幼稚園探しの必勝スケジュール法でご紹介していますので、参考までにどうぞ。
「下の子にもプレに行かせたい?」プレはおすすめか聞いてみた結果
さて、プレには大変なこともあったけれど喫茶の幼稚園組ママたちのほとんどがお子さんをプレから通わせたていたという事実があります。
ということは、当然「下の子にもプレに行かせたいか?」という答えはYESになるかと思いきや…なんとYESとNOが半々に分かれました。
「下の子もプレに通わせたい!」という賛成派
(※ 保育の認定を受けていると幼児教育無償化の対象となり、通常有料となる預かり保育でも保育料の補助を受けられます。上限は月1.37万円まで)
上のお子さんが通ったプレは良かったので、下の子も通わせたいという意見。こういった意見も当然ありますよね。
ちなみに母子分離型のプレへ預けることになれば、預かり時間の間は自分の自由時間。その時間を使って仕事を探すママもいます。
「下の子の時には、プレはもういいや」という反対派
ということで、プレに行かせない理由をまとめてみました。
- 入園優先枠を確保できている
- 月謝に対してのコスパが悪い
- 幼稚園入園後には昼間一緒に過ごす時間がなくなるので、今は一緒にいたい
まとめ「プレに行く必要性があるのか?通わせたい目的で決めるべき」
ひとことでプレといっても、対象年齢から実施内容や保育時間などさまざまなタイプがある幼稚園のプレくクラス。
まわりがみんなプレに通うからといって「うちもプレに通わせた方がいいのか?」は悩むところかもしれません。
ただこれは、プレに通わせる目的×希望する内容を実施しているか?で決めるべきです。
もし希望する内容を実施しているプレがないなら無理して通わせる必要はないですし、逆にどうしても通わせたい幼稚園があるならプレに行かせておかないと(優先枠がなくて)入園が難しくなるかもしれない…
ということで、事前のリサーチがプレの命運を握るカギとなることでしょう!