日本は少子化社会といわれているはずなのに、なぜか保育園に入れない問題。
いわゆる待機児童が社会問題となっています。
特に2019年10月より始まる幼児教育無償化によって、ますます働くママが増えたとしたら…今より保活は大変になる可能性もあるでしょう。
もし内定をとるための保活攻略法があるなら教えてほしい…
ってここは、ママ喫茶ぽてこですよ!
ここママ喫茶ぽてこでは、働くママが多く在籍しています。
つまり、先輩ママたちに聞いてみれば、何かしら内定をつかむコツなんかが見つかるはず!
ということで今回は、喫茶メンバーのみんなに聞いてわかった「保活攻略法」をまとめてみました。
保活はいつから始まる?内定までの一般的な流れを解説(4月入園の場合)
保活攻略法をご紹介する前に、まずは保活の流れをみてみましょう。
一般的に認可保育園への入園を目指す場合、認可保育園を管轄する自治体へ申請することになります。
(※ただし認証保育園や認可外保育園(無認可保育園)へは各園に直接申請することになります)
認可保育園への入園を目指す保活では、点数によって順番に入園が許可=内定していきます。
点数とは基本的に
- 勤務形態(会社員・在宅勤務・求職中など)
- 勤務時間(フルタイム・時短勤務など)
によって点数がつき、その点数によって入園の優先順位がついていくというシステムで決まるのです。
4月入園をめざす場合の一般的な保活スケジュール
一般的に4月入園を目指す保活のスケジュールはこんなかんじ↓
春~秋 | 見学や園庭開放へ参加し、希望する園をリストアップ |
---|---|
秋(11月~12月頃) | 自治体に申請(※日程は自治体によって異なる) |
翌年2月頃 | 内定通知/不承諾通知が届く(※日程は自治体によって異なる) |
4月 | 入園・慣らし保育 |
保育園の申請時期までに、希望する保育園を実際に見学したりして申請先を決めます。
そしていざ!申請するときには勤務証明書などの必要書類をそろえて自治体へ提出し、あとは結果を待つだけ。
そして、年をまたいで1~2月に結果発表があります。
ちなみにこの時期は、保活中のママたちにとっては一大イベント。
というのも、ここでもし不承諾通知が届いたら保育園に入れない(かもしれない)ということになるのです!!
もし保活の内定が出なければ
- 2次調整に申請する
- 今から認証保育園や認可外保育園の空きを調べて申し込む
- 職場に育休延長を申請する
といった選択肢を考えることになります。
ってか、仕事復帰するつもりだったのに保育園に入れないって正直焦りますよね。
待機児童がいる地域では、保活は厳しい戦いとなる
基本的に保活は都市部・地方問わず、年々厳しい状況といえるでしょう。(地域差はかなりありますが)
特に待機児童がいる地域では、どこも「共働き×フルタイム(もしくは時短)」で申請する方も多く、あとは加点のありなしで命運がわかれることも…。
保育園の場合は、6歳(年長児)までの兄弟がすでに入園している場合、兄弟としての加点があります。
しかし第一子の場合この兄弟加点は望めないことから、保活ではやや不利な状況といえるでしょう。
とはいうものの、最近ではこの兄弟加点方式を廃止する地域も出てきたようです。
なので確実なのは、ネットで検索するよりも自治体のHPや直接保育園に問い合わせて調べるのが一番ですよ!
「保活で内定とるための戦略を教えて!」みんなのリアルな体験談
それでは、保活の荒波(?)をくぐり抜けてきた喫茶のメンバーたちに、保活で内定をとるためのコツを聞いてみました。
- 【保活激戦区】なおさん
- 【転入予定先での保活】あいあいさん
- 【派遣社員の厳しい現実】TsumuRiさん
- 【就活と保活が同時】のんさん
- 【在宅ワークで保活】sonic
保活激戦区のため、妊娠中から認証保育園の枠を確保したなおさん
保活激戦区に住んでいると、悲しいかな1歳4月の入園は競争率がめちゃくちゃ高いという事実があります。
特に待機児童が多い地域では、フルタイム会社員の共働きはあたりまえ。
あとは、いかに加点を稼ぐか?で保活の成否がわかれます。
そこでなおさんの作戦は、あえて育休中に認証保育園に入れて認可外加点を稼ぐというもの。
(※認証保育園は東京都が認めた条件の保育園のこと。認可外のように仕事に復帰しなくても入園が可能です)
すでに認可外保育園に預けているので、万が一認可に落ちてもそのまま認可外に通園できます。これも復帰時期が決まっているワーママとしては大きな安心ポイント。
認可外加点を使った保活についてはなおさんのブログに詳細がありますので、気になる方は参考にされてみてはいかがでしょうか?
引っ越しのため市外の保育園に入園の申請をしたあいあいさん
素敵なマイホームにお住まいのワーママ、あいあいさん。
実は4月入園の申し込みをする時期には、マイホームはまだ建設中だったそうです。
基本的に自治体の管轄内である認可保育園へ入園したい場合、在住者でなければ申請できないとする自治体があります。
そのため、まだマイホームが完成していないあいあいさんちは、引っ越しが完了していないため入園の申請ができない(引っ越し後に転園の申請をする)ことになるかと思いきや…
転入予定であることを証明する書類は、例えばこのようなものがあります↓
- マイホームを建設中→住宅メーカーや工務店との工事請負契約書
- 賃貸物件に引っ越し予定→賃貸契約書
これらの書類を一緒に提出すればOK。
ちなみに引っ越し予定先の住所や引渡日、契約者名が記載されていることが条件だそうです。
ただ、あいあいさんのように在住者と転入予定者が同じように審査される自治体ばかりとは限りません。
在住者>転入予定者>市外から希望者(広域入所)
こういった優先順位で審査するシステムを採用している自治体もあります。
そうなると年度途中に入園(転園)するしかないですが、地域によっては年度途中の入園(転園)は厳しいところも…
自治体によって(転入予定者含む)入園の審査が異なるのでなんともいえませんが、転入先でも保育園を考えているならば、
4月入園の申し込みをする時期(秋~冬頃)までにマイホームへの引っ越しを完了させておく対策は、どのケースにおいても有効なので、おすすめですよ!
ちなみにあいあいさんのマイホームへのこだわりがわかる記事はこちら↓
派遣社員で育休取得、保活後に次の派遣先を確保したTsumuRiさん
派遣社員として働いているワーママTsumuRiさん。
保育園の内定が出ても、育休中に次の派遣先を確保するまで気が抜けなかったそうです。
ちなみに派遣社員が脱落するポイントを聞いてみたところ
- (出産前)産休や育休が取れない→退職
- (産休育休取得後)保育園が見つからない→育休延長 or 退職
- (保育園内定後)新しい派遣先が見つからない→退職(在園できる期間内に求職)
き、厳しすぎる~~~!!!
派遣社員の場合は保活だけではなく、
- 子育て中のママでも必要とされるようなスキルを身につけておく
- いつでも路線変更できるように、在宅ワークなど別の選択肢も考えておく
こういった戦略も考えておいた方が良さそうですね。
派遣社員の保活についてはTsumuRiさんのブログに詳細がありますので、気になる方は参考にどうぞ。
保活と就活どっちが先?専業主婦からワーママになったのんさん
専業主婦からワーママになったのんさん。
求職中で保活すると点数は低くなりますが、逆に就活を先にやっても保育園が決まらければ働けないというジレンマがあります。
正直、保活と就活どっちが先がいいの?と思いませんか。
なるほど。
仕事を探すといえばハローワークに通ったり求人情報誌で探したりする場合が多いですが、それだと保育園の申請に間に合わないことも。
もし知り合いに紹介してもらえるようなら、それ越したことはないようです。
保育園に預けるため専業主婦から在宅ワークを始めたsonic
私sonicは、当時0歳の娘を自宅でみながら在宅ワークで働いていました。(上の子は幼稚園に通っていました。)
在宅ワークを始めた理由はさまざまですが、理由の1つに「子供の面倒をみながら働けるかな♡」なんて思っていたんですね。
しかし、ありがたいことに仕事はどんどん忙しくなっていき、子供をみながら自宅で仕事をするのは私には無理でした。
ということで保育園へ娘を預けるため、税務署へ開業届を提出し晴れて自営業となったのです。
ただし、↑この転園のときには
- 開業届
- 確定申告
のコピーの提出が必要でした。
もしこれらの書類がなければ、たとえ在宅ワークで働いているとしても自営業と認められず「求職中」という扱いにされたんですね。
正式に開業して、さらに確定申告もきちんと申告しておいて良かったと思った瞬間でした。
ここで、在宅ワークってぶっちゃけどうなの?と気になる方は、ぜひこちらの記事もご覧ください↓
仕事の調整や育休延長、もしくは(プレ)幼稚園?保育園落ちた場合の選択肢
保活で内定通知をいただけなかった場合、認証保育園や認可外保育園などの選択肢も見据えて保活することになると思います。
他には幼稚園、特にプレ幼稚園という選択肢があるのをご存知でしょうか?
そこで、実際に喫茶のメンバーに保活の内定が取れなかったらどうする予定だったか?また、実際にどうしたか?などを聞いてみたいと思います。
そもそも家を買うときに保育園・幼稚園のことは全く調べなかったことを後悔してる。学校のことはめっちゃ調べて重視したくせに、保活・幼活と家選びは密接な関係にあるだなんて当時は思いもしなかった。どこかには入れるだろうなんて思ってたら、ほんま大間違いやねんなぁ…」
ちなみに私sonicは専業主婦でしたが、上の子をプレ幼稚園に入れました。
保育園に入園できなくても今はプレという選択肢があるので、幅広く探してみるといいでしょうう。
とはいうものの、プレ幼稚園はどこも倍率が高いのが現実。
実際プレ幼稚園ってどう?という点から、保育園の代わりとなるうるのか?など様々な視点からまとめています。
まとめ「保活で内定をとるためには、できるだけ戦略的に動くべき」
ほんと、保活って厳しいということをご理解いただけましたでしょうか?
ただ地域によって競争倍率は異なるものの、ワーママたちはみんななんとか工夫して内定を勝ち取っていました。
保活攻略法としては
- 地域の保活事情を情報収集すること
- (状況によっては)妊娠中から対策すること
が重要といえるかもしれませんね。
ちなみに保活は内定がゴールではありません。
入園後に毎日通うことを想定して保育園選びをすることが大切です。
そこで、喫茶のワーママたちに「保育園選びのポイント」について聞いてみましたので、詳しくはこちらをどうぞ。