ここママ喫茶ぽてこでは、先輩ママたちの体験談や失敗談などリアルな口コミをもとに「保活ガイド」をお届けしております。
さて、このガイドを読んでいた未就園児のママ・羊子さん。どうやら、悩んでいる様子です。
最近では幼稚園でも預かり保育などの制度を導入している園も多く、働くママも増えてきています。
つまり、ワーママだからといって保育園、とは限らず幼稚園を選んでもいいのではないか?と。
ということで今回は、会社員ワーママが保育園ではなくあえて幼稚園を選ぶのってどうなの?という点についてご紹介していきたいと思います。
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育休中ママの悩み「ワーママが幼稚園ってありですか?」
羊子さんのお悩みを整理してみました。
- 現在、お子さんは未就園児で羊子さんは育休中
- 保育園or幼稚園で悩んでいる
- 教育内容が魅力的な幼稚園を見つけてしまった♡
- ただし、キャリアをあきらめるつもりはない
なるほど。
そういうことならば、幼稚園の実情を知るママやワーママとして実際に仕事復帰されたママたちに聞いてみたいと思います。
「会社員フルタイムワーママが保育園ではなく幼稚園ってどう思う?」みんなに聞いてみた
おっと、早くも幼稚園を選ぶことに不安要素が出てきましたね。
ただ、こういった声もありましたよ!
実際、B子さんちが通う幼稚園はフルタイムで働くママたちが多いそうです。
それにしても放課後は19時まで預かってくれるなんて、保育園の延長保育より長いかもしれませんね!
フルタイム×ワーママでも幼稚園を選んでOK!その理由とは?
「幼稚園の預かり時間は短いから、働くことを考えると保育園」
たしかに幼稚園は教育機関であり、保育園は保育の必要がある子を預かるところなので、この考え方はあながち間違いではありません。
ただし、最近では
- 朝早く・夕方遅くまで預かり保育を実施する幼稚園
- 教育内容が充実しているが保育園
が出てくるなど、幼稚園と保育園の差は縮まってきています。
つまり、幼稚園でも預かり保育など働きやすい環境がそろっているところならば、フルタイムワーママでも全然ありっていうこと!
やっぱり幼稚園だと仕事は難しい?保育園を選んだ方が安心な理由
たとえ幼稚園には放課後(早朝)預かり保育の制度があるとしても、仕事を続けやすいとは一概には言えないところもあります。
長期休暇や平日の行事を考えると正直、保育園の方が安心感がある
たしかに幼稚園にも預かり保育があるとはいえ、長期休暇や平日のイベントなど、保護者の出番は保育園より多い可能性があります。
つまり、働くママが増えてきているといっても、幼稚園ではまだまだ時間に融通が利く保護者がいることが前提となっていることも事実。
したがって、働いているママが前提となっている保育園の方が、園の行事スケジュールなどを考えると保育園の方が働くママには優しい制度となっています。
そのため、よほど行かせたい幼稚園がある以外は保育園(もしくは認定こども園)を選んでおくのがいいのかもしれません。
制度が充実している魅力的な幼稚園は、そもそも入園倍率が高いかも?
基本、(認可)保育園は自治体へ申請し点数によって入園できるかどうかが決まっていきます。
しかし幼稚園の場合、入園願書の受付順、もしくは入園面接によって決まるという、ある意味「自由競争」といえるでしょう。
つまり、どうしても通わせたい幼稚園があるなら、
- 入園倍率はどうか?
- プレから通わないと(枠が少ないため)入園は厳しそうなのか?
といった点はリサーチしておく必要があります。
ちなみに「プレって何??」と思った方は、こちらの記事をどうぞ。
幼稚園の入園までどう過ごすのか?問題はある
学校教育法によると、幼稚園児として入園できるのは3歳からとなっています。
0歳から預けられる保育園とは異なり、幼稚園へ入園できるまでの数年間、タイムラグがあるということ。
つまり育休中のワーママにとって、0歳~2歳代をどう過ごすのか?は死活問題となってくるでしょう。
ただ、その期間をどうするのか?選択肢がないワケではありません。
- 育休を延長(※3歳まで利用できる場合)して自宅保育
- 一時預かりを利用して仕事復帰
- 3歳まで預けられる保育園を利用し、その後幼稚園へ転園する
- (母子分離型の)プレ幼稚園へ申し込み、通園している間に働く
このように幼稚園に入園させるまでというのは、いくつか選択肢があるということをお伝えしておきます。
まぁ、利用できる定員枠に空きがあるとは限らないんですけどねw
2019年10月現在、育児休暇はお子さんが最長2歳になるまで取得できますが、職場の制度しだいでは、3歳まで認められているところもあります。
そこで気になるのが育休手当っていくらくらいもらえるの?ではないでしょうか。
育休開始~6ヶ月まで | 休業開始時の賃金の67% |
---|---|
6ヶ月~1歳まで | 賃金の50%+社会保険料免除 |
1歳~1歳半まで(延長) | 賃金の50%+社会保険料免除 |
1歳半~2歳まで(再延長) | 賃金の50%+社会保険料免除 |
2歳~3歳まで | 支給なし(社会保険料免除のみ) |
たとえ3歳まで育休を延長できたとしても、
2歳~3歳までの1年間は収入(手当)なし
これは家計に大きな影響を与える可能性もあります。(ただし、社会保険料免除は大きいですが…)
そのため、本当に3歳まで育休を取得するのが果たしてベストなのか?はよく考えてみてくださいね。
【結論】幼稚園でもあり!だけど、幼稚園選びは慎重に
- 育休は何歳までとれるか?(3歳までとれるなら幼稚園入園まで自宅保育も可)
- 幼稚園入園までは保育園の他に、認定こども園も含めて探してみること
- 長期休暇の過ごし方(預かり保育は利用できる園か?)
- 平日の行事は参加できそうか?もしくは代わりに参加してもらえる身内がいるか?
どうしても行かせたい幼稚園があるなら、ワーママでも幼稚園を選ぶのはありです。
ただし、預かり保育など制度が充実した園であるか、もしくは実家の両親などのヘルプがないと正直キツイと思われます。
さらに「この幼稚園いいな♡」と思ったところは、倍率が高く入園できない可能性もあることは頭に入れておいた方がいいですね。
その点も含めて、幼稚園が公表している制度の他にも先輩ママに内部事情を聞いてみるなど、よくよくリサーチする必要があるでしょう。
また、幼稚園だけに限らず保育園も含めて幅広く探してみることをおすすめします!