何につけても「グローバル化」が叫ばれる今日この頃。
「我が子の英語教育、早くからやったほうがいいのかしら…」とお悩みの方も多くいらっしゃるのでは?と思います。
私はどこにでもいるただの主婦ですが、TOEIC900点以上のスコア保持者です。
「どうせ帰国子女でしょ?それか小さい頃から英語を習っていたに違いない!」と思われるでしょうか?
答えはノーで、子供の頃に英語に触れた経験は全くありません。
日本の義務教育通り中学生から勉強を始めた私ですが、大学時代には留学をしたり仕事でも英語を使って海外の方にインタビューをする機会が何度もありました。
自分自身が大きくなってから独学で英語を身につけて来たからこそ、ふと思ったこと。
それは…
私自身は大人になってからでも十分英語を身につけることが可能だと実感しているので、子供の英語についてはそこまで焦る必要はないと思っています。
同じくTOEICのスコアが900点以上のTsumuRiさんも以前、記事の中で「焦らなくて大丈夫!」という話をしていました!
もともと記事のいち読者だった私ですが「ママ喫茶のメンバーになった今、悩めるママさんたちに伝えたいことがある!」ということで続編を書かせていただくことになりました✨
今日はそんな英語が得意なメンバー2人の体験談を通じて、お子さんの英語教育に焦ったり迷ったりしている方に新たな発見をしていただけたら嬉しいです!
子供の英語教育、みんなそんなに焦らなくても大丈夫!
語学は何歳から始めても得意になれると思う理由
私が「英語は焦らなくても大丈夫!」と考えている理由、それは一言でいえば「語学は本人のやる気次第!」と実感しているからです。
「子供のうちから英語に触れていたほうが発音やリスニングの面で有利」とはよく言われますが、それは大人になるまで勉強を継続できた場合に発揮されること。
小さい頃は英会話教室に通っていて英語が好きだったけど、中学校で英語が勉強になった途端に苦手になったというケースもよく聞きます。
逆に「どうしても話したい!」という気持ちがあれば、言い方は悪いですがどうにでもなると思っています。
小さい頃から英語をやっていたから学校で英語が得意科目になるかといえばそれは本人次第。
反対に英語の成績は悪かったけれど大人になってから海外に渡って英語がペラペラになっている人もたくさんいますよね。
自分や周りの英語を話す友人を見ていると、「どれだけの濃度で集中して英語に接することができるか?」が得意になるかどうかの鍵だと実感しています。
日本語もままならない小さいうちから焦って始めるよりも、まずは子供の興味をよく観察すること。
何より英語に苦手意識を持たせないことが大切!と強く思います。
中学生から英語の勉強を始めたりさの場合
最初は学校の英語の授業とラジオの「基礎英語」をひたすら聞くというアナログな学習方法でしたが、分からないところは放課後に学校の先生に聞くなど使えるものは全て使って、結果予備校なしで大学受験も乗り越えました。
どうして英語の勉強を続けることができたのかな?と振り返ると、私の場合は海外の文化に強い憧れがあったから。
全ての始まりは幼い頃に祖父母の家で見た映画「サウンド・オブ・ミュージック」。
そしてその後「ウェスト・サイド・ストーリー」を入り口にミュージカル映画にどハマりしたのがきっかけでした。
今でも舞台や映画館に足を運んだりと、一生物の趣味になっています😄
サウンド・オブ・ミュージックは「ドレミの歌」などおなじみの曲も多いので、小さいお子さんでも楽しめるかも!
「いつか海外で生活してみたい!」という強い気持ちがあったから勉強も頑張れたし、得意科目になるとさらにやる気が出てくる、という良いスパイラルだったように思います。
こういった経験があるからこそ、子供の英語についても「本人のやりたい気持ちが出てきてからで良いかな〜」と5歳になる今まで割とのんびり構えてきました。
大人になってから本格的に始めたTsumuRiの場合
TsumuRiさんと私に共通していたのは、「読む・聞く・話す・書く」をバランスよく集中して学んできたことと、そして時間をかけて取り組んだということでした。
ちなみに会話に出てきた「ディクテーション」と「シャドーイング」とは、
- 「ディクテーション」…英語の音声を聞き取りながらそれを文字で書き取っていく学習方法
- 「シャドーイング」…英語の音声を聞き取りながらその後を追うように発音する学習方法
どちらも簡単な英文から始められますし、英語を学ぶのに大変効果的な方法です。
学生時代に知りたかったよ!!
TsumuRiさんの英語勉強法については、自身のブログに詳しく書いています!
周りに流されてない?
最近は小さいうちから英会話教室に通わせているご家庭も多いですよね!
私自身は、英語もスイミングなどの他の習い事と同様にお子さんの興味があれば&予算があれば!(←大切)通わせるのももちろん1つの方法だと思います。
ですが「親が周りに流されてないか?」というのは大切な視点。
ただ単に「仲の良いお友達が通い始めたから」とか「幼稚園や保育園で通っている子が多いから」といった理由で親が焦って通い始めるのはちょっと心配です。
もちろん「自分が英語で苦労したから、我が子に同じ思いはさせたくない」という親心も分かります。
でも日本語が母国語の家庭で生まれ育って日本の学校に通っている限りは、やっぱりどこかのタイミングで腰を据えて勉強しないと話せるようにはならないんですよね。
「小さいうちから英会話教室に入れてるから自然と英語が得意になるだろう」というのは少し楽観的すぎるかも?
喫茶でもこんな話題が出ました。
大学卒業後に自分でお金出して通い始めてからの方が少しでも多くのことを吸収しなきゃもったいない!と思って予習復習しっかりしたから身に付いたよ。」
でも親が与えていかないとせっかくの才能を開花させないで終わる可能性だってあるし、子どもにいつ何を与えて、何を続けるかっていう親の選択は本当に難しいよね。」
結局は本人のやる気がないと続かないし、継続できなければ成果も出ないというのは考えてみれば当たり前の話ですよね(英語に限らず!)。
嫌がっている子供を無理やり通わせるのは逆効果ですし、お金ももったいない!
将来お子さんが本当にやりたいことができた時にお金を用意することができなかったら本末転倒です。
何より小さい頃から高額の教材を買ったり英会話教室に通い始めるということは、サポートしていく親もそれなりの覚悟が必要。
お子さんが英語がとにかく大好き!でない限りは、英語を使って何がしたいか明確になってから学んでも決して遅くはないと思うのです。
コスパ重視なら高校や大学時代に留学するのもおすすめ!
意外にメリットが多い?高校留学という選択肢も!
そうなんです。
個人的には、英語を習得するなら「高校時代(もしくは大学)での留学が一番費用対効果が高いのではないか?」と思っています。
私が通っていた大学は帰国子女の学生も多く在籍していたのですが、純粋に日本育ちの子の中にも英語がペラペラの友人が何人もいました。
その多くが高校時代に英語圏に留学していた子たちだったんです!
高3で帰ってくると帰国子女枠使って受験できるらしく、同じクラスの子は推薦で上智の国際教養に行ってた!この話聞いて高校2年生で留学コスパいいなと思った!大学受験に響かないどころかむしろ加点だよね!」
留学を見越してお金を貯めておくのも手
親としては留学にかかる費用も気になるところですよね。
このように、喫茶でもお金のことが話題に上がっていました!
気になる留学費用についてですが、個人で留学エージェントなどを利用する場合1ヶ月などの短期では授業料や滞在費、航空券代などをすべて含めて数十万円〜100万円、1年間の長期留学になると安くても200万円ほどかかることが多いようです。
また高校によっては交換留学制度が充実している学校もあるので、気になる方は進路を考えるときに留学制度についてもチェックしておいても良いかもしれません!
英語はコミュニケーションの道具にすぎない
私は大学時代に留学したのですが、海外の文化を肌で感じられる&世界各国の友人ができるのは留学だからこそ得られることだと実感しています。
そういう意味では「英語を話せること」は新たな世界へ行く切符のようなもので、その素晴らしさは子供にも伝えたいですし、私自身も勉強を頑張って本当によかったと思っています。
でも同時に感じるのは、英語はそういった経験をする上での道具でしかないということ。
留学先で自分の専攻の授業をいくつか履修したのですが、どの国の学生も自分の訛りは気にせず言いたいことをどんどん主張しているんですよね。
どこで出会ったどんな人でもこちらが伝えようと一生懸命話していればちゃんと最後まで聞いてくれる人が多いですし、理解しようとしてくれます。
留学先のアメリカはもともと移民の国というのもあると思いますが、そもそも世界を見れば日本人が想像するような「きれいな英語」を話す人の方が少数派です。
恥ずかしがったり最初から上手に喋ろうとする必要は全くもってないんです。
留学するならレポートを書けるレベルの英語力はもちろん必要ですが、成績がつくのはあくまでその中身。
我が子に将来英語を武器にしてほしいと思うならなおさら、まずは中身がなければ意味がないんです。
自分の子供にはこんな英語教育してます
始めるなら親子で楽しむのがおすすめ
喫茶メンバーも子供と一緒に英語を楽しんでいるママが多いようです!
親が楽しければ続けやすいし、どうせやるなら親子で楽しんでしまうのがおすすめです。
小学校の英語授業についていけるか心配?
ここでは詳しく書きませんが、2020年以降に全国の小学校で英語の授業が本格的に始まります。
ですが「小さいうちからお金をかけて英語を習わせないと授業についていけないか?」というと必ずしもそうではないと私は思います。
小さい頃から英語を習っているからこそ自信を持って授業に取り組めるというメリットはありますが、最初に習う内容はあくまでアルファベットや簡単な挨拶程度です。
個人的には前述した通り、あまりお金をかけずとも家庭で楽しんで英語に触れている程度で十分だと思います。
大切なのは目的を見失わないこと
この記事を通して伝えたかったこと、それは「英語は焦らなくても大丈夫!子供のやりたいことを目一杯させてあげてからでも遅くないよ」ということ。
ジャングルジムに登ったり、地面を歩く蟻を観察したり、お友達と喧嘩したり…。
ただ公園で遊んでいるだけに見えても、大人が考えているよりも子供は本当に沢山のことを吸収しているんですよね。そこから本人の「好き」に繋がる芽が出る可能性だってあります。
2歳でABCの歌が歌えたら周りの人に驚かれるかもしれません。でも、6歳になればみんな歌えるようになります。
小さい頃から英語ばかりに気を取られて焦る必要はないと思いますよ😁
もし親の意向で我が子に英語を習わせるなら、「自分が英語を話せないコンプレックスを子供に押し付けていないか?」「子供に英語を習わせる目的は何なのか?」は一度考えることをおすすめします。
時間と予算は限られているし、家庭それぞれで優先順位は違いますよね。
大切なのは親が周りに流されることなく我が子の興味をよく観察して「いま何をするのが子供にとってベストか」を考えていくことだと日々痛感しています。
私も試行錯誤を続けながら、息子と向き合っていきたいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました♪