当喫茶の連載企画、初マタさんのための(もちろん第2子以降も役に立つ)必要最低限の出産準備ジャッジはお読みいただけてますでしょうか?まだのかたはこちらから【お風呂編】をどうぞ。
この中で、必ず産前に用意するとジャッジされたベビーバスですが、実際、
……となった方も少なからずいらっしゃると思いますので、今回は、謎多きベビーバスを選ぶポイントをご紹介しちゃいます♡
大きく分けると以下の3種類+1種類あるベビーバス、
- 折りたためないタイプ(バスタブ型)
- 折りたたみ型
- 空気で膨らませるタイプ(エアータイプ)
- 沐浴マット、沐浴シート(洗面台で沐浴する場合の専用品)
この記事で、あなたのおうちにとってベストなベビーバスがどれなのか、一緒に考えていきましょう!
ベビーバス選びの前に必ず沐浴の場所を決めるべき
ベビーバスを買う前には最低限沐浴の場所を決める必要がありますが、失敗しないためには本当に大切なことです。
沐浴の場所が決まらないうちはベビーバスの種類やサイズをきちんと検討することができませんし、検討しないうちにベビーバスをなんとなく買ってしまうと、ベビーバスに自分の生活スタイルを合わせることになる恐れがあります。
というわけで、まずは沐浴の場所について深掘りしていきます。
9人のママたちが実際にベビーを沐浴させた場所は?
9人のママたちが実際にベビーを沐浴させたことのある場所はこちら(複数回答あり)
浴室が多いと思いきや、結果は意外とバラけています。1人目の経験を踏まえて2人目以降は別の場所を選んだママもいましたよ。
沐浴時の姿勢は「立つ」と「座る」が半々だった
一見バラバラに見える沐浴場所ですが、沐浴させる時のママの姿勢という観点では2つに分けられます(複数回答あり)
沐浴と言えば、ベビーバスを床に置き、座って行うイメージが強いと思いますが、立って沐浴したことのあるママが意外と多いという結果でした。
理由を聞いてみると、ベビーの安全を重視するか、ママの楽さを重視するかで分かれました!
産後は身体がガタガタだからこそ、ママは楽をした方がよいですが、それはベビーの安全を確保した上でのこと。座るにしろ立つにしろ、濡れたベビーの扱いに不安のない場所を選びましょう。
立って沐浴するためにはどんな準備が必要?
立って沐浴を行う場合は、
- 床置きできるベビーバスをシンクや洗面台にはめる
- 床置きできるベビーバスをテーブルの上に置く
- 沐浴マットを使って洗面台沐浴をする
以上3つの選択肢がありますが、いずれも高さがあるためベビーを置いたままそばを離れるのは御法度です。
床置きできるベビーバスをシンクや洗面台にはめるときの準備は?
床置きできるベビーバスの中には、シンクや洗面台での利用を想定してコンパクトに設計されたものがあります。
例えばこのベビーバスも、ショップのサイトには「シンクでも使える」とありますし、
このようなコンパクトさとオシャレさを兼ね備えた製品もあります。
ちなみに、ベビーバスをシンクにはめたイメージはこんな感じ。
ベビーバスがシンクや洗面台にはまらないことにはお話になりませんので、置き場のサイズはきっちり計りましょう。逆に言えば、うまくハマりさえすれば使えます。
床置きできるベビーバスをダイニングテーブルに置いて沐浴する時の準備は?
床置きできるベビーバスがシンクにはまらない場合、のんさんのように頑丈なテーブルや台の上にベビーバスを置いて沐浴することも可能です。まずはテーブルなどの強度を確認しましょう。グラグラするようだと危険です。
ダイニングテーブルの上だと水栓までの距離が遠くて不便なような気がしたので聞いてみると、
のんさんの図解の通り、テーブルで沐浴する場合はかけ湯用のお湯も含めた準備が必要です。
洗面台沐浴をするときの準備は?
洗面台沐浴とは、ベビーバスを使わず、洗面台をベビーバス代わりに沐浴する方法。喫茶ではたこ子さんとまりさんが経験者です。
そもそも新生児に沐浴が必要なのは、大人と一緒のお風呂も避けた方がいいくらいに抵抗力が弱いから。
洗面台の衛生状態に自信がなければ、洗面台を完全に覆えるシートを使うか、シンクにはまる大きさのベビーバスを使いましょう。ベビーの健康がいちばん大切です。
座って沐浴するにはどんな準備が必要?
座って沐浴する場合は、立って沐浴する場合と比べると気を遣うポイントが少ないのがメリットです。
ベビーバスを置く位置が床なので、ベビーが落下する心配がなく比較的安心。また、床面の広さも確保できるためベビーバスのサイズの制約が少ないと言えます。
間取りによってはこのようなトラップがありますので、ゆめゆめ油断はなさいませんように。古い団地などで浴室が狭い場合は要注意です。
沐浴の動線とモノの置き場は大丈夫?
ママの姿勢以外に、もうひとつ考えておきたいのが沐浴の動線。
ベビーの沐浴は案外やることことが多いので、沐浴の手順に沿って動線とモノの置き場を考えておくとスムーズに進みます。
沐浴時の動線を考える前に知りたい!ベビーの沐浴手順
ベビーバスを使った沐浴の手順はざっくり以下の通りです。
- ベビーバスにお湯をためる(38~40℃)
(使うアイテム:ベビーバス、必要なら湯温計) - 使いやすい場所にアイテムを並べる
- ベビーのウエアとおむつを脱がせる
- ベビーを洗う
(使うアイテム:ベビー用洗浄剤、必要ならガーゼや沐浴布、スポンジなど) - ベビーを拭く
(使うアイテム:バスタオル) - 保湿、爪切り、おヘソなどのケアをする
(使うアイテム:保湿剤、ベビー爪切り、綿棒、産院から指導された期間はへその緒の消毒剤) - おむつを穿かせてウエアを着せる
(使うアイテム:おむつ、ウエア) - ベビーバスの後片付け
各ステップで使うアイテムを手の届きやすい位置に置けるかどうかチェックしてみてくださいね。
沐浴場所と沐浴後のケアは違う場所でOK
沐浴場所が狭くても大丈夫。沐浴と前後のお世話をすべて同じ場所でする必要はありません。ママたちが実際に沐浴をした際のレイアウトをご覧ください(※間取りは一般的なマンションのものです)
このとおり、浴室、洗面所、キッチンなどで沐浴した場合も、沐浴後のお世話はリビングでするのが主流でした。
沐浴場所では最低限ベビーをバスタオルで拭くか包むかして、落ち着いてお世話できる場所に運んでからお世話してあげればOK。沐浴場所にはバスタオルを広げるスペースだけは確保しておくといいですね。
リビングなど水栓が遠い場所で沐浴する場合の注意点
リビング派は沐浴とその前後のケアまでほぼ移動せずに行えるので楽に見えますが、水栓が遠いという問題があります。産後のガタガタな身体でどうしていたのか不思議に思えたので聞いてみました。
はい、見事に人まかせでした!
それもそのはず、産後は骨盤底筋群がダメージを受けているので、重い荷物を何度も持つなど腹筋に過度の力を加える動作は避けた方がいいのです(参考:花王メリーズ 赤ちゃん相談室)
お手伝いしてくれる人がいれば積極的におまかせした方がよいですし、いなければ無理はしない方がよいでしょう。
沐浴時の動線を考えるうえで大切なポイントは3つ!
- 各ステップで使うアイテムを手の届きやすい位置に置ける
- ベビーバスのすぐ近くにバスタオルを敷くスペースを確保できる
- (沐浴場所が水栓から遠い場合)お湯を無理なく運べる or 運んでくれる人がいる
これらに無理があるようなら、沐浴場所自体を考え直した方がよいかもしれません。
季節や時間帯による気温の変化は大丈夫?
沐浴場所を決めるときには、ベビーに負担をかけないよう気温にも配慮したいところです。
冬の寒さや、逆に夏の暑さが気になる場合は、エアコンの効いた部屋を選ぶとよいですね。
新生児の沐浴は気温が安定している日中に行うことが多いですが、ママ以外が沐浴を担当する場合、担当する人の生活時間に合わせて早朝や夜になってしまうこともあるかもしれません。
その場合、沐浴する時間帯の気温が低すぎないか確認してくださいね。日中は大丈夫でも朝晩はかなり冷えたりしますので。
(特に里帰り出産の場合)家族の意向は大丈夫?
家族の意向を取り入れて沐浴の場所を決めたという話もありました。
里帰り出産のときはお手伝いしてくれる実家の意向、ママ以外が沐浴を担当する場合は担当者の意向も気にした方がよいかもしれません。
こうして沐浴場所が決まれば、あとは沐浴場所に適したサイズのベビーバスを選ぶだけ!と思いきや、実はいくつか見落としがちなポイントがあるので、ご紹介します。
私の場合はあまり考えてなかったので、後で「あーあ」と思ったことがいっぱいでした(笑)
ベビーバスを選ぶときに見落としがちなポイント
ベビーバスを使わない時間はどこに収納する?
うすうすお気づきかと思いますが、1日のうちベビーバスを使う時間は沐浴の用意から後片付けまでのたった30分程度です。汗ばむ季節や、まさかのウンチ漏れの時にはもう少し使うかもしれませんが、基本的に残りの23時間は使いません。
さて、折りたためないバスタブ型を用意してしまったママたちはどうしていたのでしょうか?
みなさん心なしか申し訳なさそうですが……このとおり、折りたためないバスタブ型のベビーバスはとにかくかさばるので、基本的には邪魔者扱い。
巨大な存在感がどうしてもイヤな場合は、手軽にたためる折りたたみ型や、比較的薄い沐浴マットや沐浴シートが少しだけ有利です。
エアータイプも空気を抜けばコンパクトになるのでは……?と思ったんですが、
誰も空気抜いてない!
それもそのはず、毎回空気を入れるのが手間なので、たためると言いつつ膨らませたままなのが実態です。
というわけで、沐浴期間中は折りたためないバスタブ型と同レベルにかさばると考えておいた方がショックは少ないでしょう。バスタブ型より軽い分、フックに吊るすなど融通はききますけどね。
ベビーバスの使用期間はいつまで?
ベビーが大人と一緒にお風呂に入れるようになれば、ベビーバスを使った沐浴は卒業です。
……というママもいますが、最短なら卒業タイミングは1ヶ月健診です。
実は短い沐浴期間の使い勝手よりも、処分の簡単さや、次の子のために保管しておく場合のしまいやすさがベビーバス選びのポイントだったりします。
卒業後に処分する手間を考えるとレンタルもアリ
卒業後にベビーバスを処分するのが手間だと感じるなら、いっそ割り切ってレンタルもアリです。
レンタル料はお店によってピンキリですし、送料の基準も様々なので、レンタル料と送料を合わせて検討してみてくださいね。
もうひとつ気にしておきたいのが、ベビーバスを購入する場合の価格とのバランス。1000円前後で買えるベビーバスもあることも考慮して検討したいところです。
使用期間が本当に短いから代用品で済ませるママも
ベビーバスは1ヶ月しか使わないから、いっそのこと代用品で済ませてしまおうというママもいます。タライや衣装ケース、この記事の中でも紹介した洗面台沐浴などなど……
と、sonic先生が熱く語るのは、伊勢藤のソフトタブワイドという折りたたみバケツ。
確かに、折りたたみ型のベビーバスと見た目はあまり変わりません。
目立つ違いと言えば機能的な面。折りたたみタイプのベビーバスには置いたときに安定する脚や、ベビーを支えるネットを取り付けられる製品もあります。でも、そのような機能が不要ならこの折り畳みバケツで十分かも。
と、妙にママたちのウケがよかったこのベビーバス、もとい折り畳みバケツ。卒業後にバケツとして使う機会が確実にありそうならばご一考くださいませ。
ベビーバスは沐浴場所や動線だけでなく使わないときの収納や沐浴卒業後の用途まで考えて選ぼう!
ここまで、ベビーバスで沐浴をする1ヶ月間のイメージを作ってきました。とても長くなったので、ベビーバスの選び方のポイントだけおさらいしますね。
- 沐浴場所をどこにするか
⇒沐浴時のママの姿勢(立つ or 座る)
⇒濡れたベビーの扱いに不安がないか
⇒沐浴の動線は大丈夫か(モノの置き場や、水栓が遠い場合はお湯の運搬に無理がないか)
⇒その他:沐浴の時間帯の気温、家族の意向 - 見落としがちなこと
⇒使わない時間のベビーバスの収納
⇒沐浴卒業後のベビーバスの処分
最初に書いた通り、ベビーバスは大きく分けて以下の3種類+1種類あり、沐浴場所やママの好みによって最適なタイプは異なります。
- 折りたためないタイプ(バスタブ型)
- 折りたたみ型
- 空気で膨らませるタイプ(エアータイプ)
- 沐浴マット、沐浴シート(洗面台で沐浴する場合の専用品)
どのタイプを選ぶにしても、
- まずは沐浴の場所を決め、
- 置き場のサイズをきっちり計る
以上は絶対にお忘れなく。特にシンクや洗面台にはめこむつもりなら、サイズが合わないと悲劇ですので!
それぞれのベビーバスの特徴は、9人のママたちが実際に使ったベビーバスの口コミと合わせて、こちらにまとめました。
さらに、この記事で紹介したベビーバスを楽天ROOMにまとめていますので、お買い物にお役立てくださいね!
【お知らせ】出産準備品のジャッジ企画進行中!
ママ喫茶では、雑誌やベビー用品店の出産準備品リストに掲載されている出産準備品の必要性をばっさりジャッジして記事化していますのでお楽しみに。