はじめての妊娠、出産、子育て。
はじめてのエコー写真、辛いつわり、子供の性別がわかったとき、胎動を感じたとき、出産準備など、ひとつひとつがはじめての連続ですよね。
我が家も幸せの絶頂だったのです!このときは。
なのに気付いたら、離婚騒動に発展していました。
『どうしてこんな風になってしまったんだろう』『こんなはずじゃ…』と悩んでいたところ、なんと!喫茶の中にも同じ体験をしたママが多数いたのです。
今回は実は知らない、だからこそどうしてもお伝えしたい、出産後、夫婦の危機を乗り越えたリアルなママたちの実体験をお届けします。
そして今振り返ると、知識を持って、シミュレーションがしっかり出来ていれば…と反省点がたくさんあるので、我が家のようにならないで欲しい、というのが切なる願いです。
出産直後に離婚話!?夫婦を襲う数々の危機
待望の赤ちゃんが生まれて最高潮の幸せを味わっていると思います。
もちろんこの時は、我が家も幸せの絶頂の中にいました。
それが日々の生活が始まってまもなく、夫婦の離婚危機問題が浮上しました。(もちろんハッピーのまま過ぎる夫婦もいますが…)
里帰りから帰ってきた場合は、特に注意が必要だと思います。
出産後は、いろんな問題を抱える夫婦が急増する時期でもあるからです。
「ガルガル期」や「産後クライシス」といった言葉があるのをご存知でしょうか?
ガルガル期とは?
「ガルガル期」とは、出産後ママが自分の子供を守るために周囲の人に対して攻撃的になったり、情緒不安定になる期間のこと。ホルモンの変化や本能的なものが影響していると言われています。
出産後に旦那さんが非協力的だと、本能的に『こいつは敵だ』ってインプットされるから、産後離婚率が高いらしい。
産後クライシスとは?
「産後クライシス」は、もともとNHKのテレビ番組が生んだ造語で、「出産後に急激に夫婦仲が悪化する現象」のことを指しています。(2012年)
初めての出産。それは夫婦にとってもっとも幸せな瞬間のはず。しかし、それが不仲の始まりになることもあるのです。民間の研究機関の調査で『出産後妻の夫への愛情が下がり続ける』ことが去年、明らかになりました。 しかも専門家によれば産後にいったん下がってしまった愛情はその後、ほぼ回復することがないといいます。産後は夫婦の愛情にとって危機、この現象を今回「産後クライシス」と名づけ、「あさイチ」で取り上げました。
産後うつとは?
産後のうつは体調や生活リズムなどが大きく変化することなどで起きるとされています。
専門家や関連する学会のガイドラインによりますと、主な症状は不眠や食欲の低下、それに興味や喜びといった感情の喪失などで、母親としての責務が果たせていないなどといった自責の念があらわれることもあります。
産後の離婚率の実態
離婚に至る原因が産後クライシスかどうかまでは不明ですが、「母子家庭になった時期(離婚)」を厚生労働省が調べたところ、赤ちゃんが0~2歳の間に離婚をしている家庭が一番多いという結果も出ています。(※平成23年の調査結果)
【実録体験談】ガルガル期を経験したママたちのリアルトーク会
喫茶の中にも、同じような体験をしたママがたくさんいたので抜粋しました。
(プライベートな話のため、匿名アイコンにしてあります)
【ガルガル対象者➡夫(旦那)】どんなことにイライラ、もやもやした?
【ガルガル対象者➡実父母・義父母、潔癖症】どんなことにイライラ、もやもやした?
夫婦の危機、カギを握るのは夫!?
- 自分にも相手にも、モヤモヤして辛かった
- 今振り返ると、あの時の感情は特別だった
『こんなんあるんだ』と知っておくだけで、気持ちも軽くなりますしね。
産後離婚危機まで訪れた我が家の反省点を振り返る
- 『ガルガル期』という、ホルモンの影響で些細なことにも感情的になり、コントロールができない実例を知る
- 出産後、急激に夫婦間の愛情が下がり離婚危機になる『産後クライシス』というものがある
- 『産後うつ』には要注意、専門機関に相談してください
すでにここまでの知識を持っていただいたので、問題はそれに対してどう対処していくことか、だと思います。
これらの問題は災害と同じように、しっかり話し合って事前対策を取ることで、被害を最小限にできるはずです。
具体例として、我が家の離婚騒動から終息に向かった理由を載せておきます。
激しいわたしの性格もあるかもですが…
ガルガル期・産後クライシスはいつまで?我が家の場合は1年でした
正確に言うと、今も『ガルガル期・産後クライシスが完全に終わった』というわけではありません。
たまにどうしようもないことでイライラしてしまうときもあります。しかし1年が経ち、自然と自分の感情コントロールが出来るようになり、『離婚危機』を乗り越えてからは、気持ちに余裕が生まれました。
まるでアンビリー体験を味わったような気持ちです。
でも本当にアンビリー体験をしたのは、『オット』かもしれませんねw
【解決策】お互い、思いやりが欠けていた
じっくり話し合ってわかったことは、『お互いに対して思いやりが欠けていた』ことが1番の原因でした。
(ホルモンバランスの影響もあるのですが、夫婦で力を合わせて乗り切れる!はず)
出産してから確実に夫婦の時間はなくなりました。
すべてが子ども優先で、話題も子ども一色です。
それがいつしかすれ違いを招いていたのです。
仕事が終わって帰宅したオットに『おつかれさま』って言えてたかな、夜泣きが続いていても妻に『大変だったよね、おつかれさま』って気遣ってたかな…と。
ガルガル期がきても解決策はある!?
あの時に戻れるなら解決策は次の通りです。
- 1日の中で夫婦の時間を作り、お互いの話を聞く時間を作る
- 小さなことでもお互いを労い、感謝を言葉で伝える
- もやもやすることはしっかり伝えて、解決策を考える(ホルモンバランスの影響によるものへの理解も)
- 楽しい予定や今後のことを前向きに話して共有、共感する
これ、すべて思いやりなんですよね。
その思いやりと理解こそが夫婦愛を深めるはずです。
それが出来れば自然とガルガル期からの脱却を早めたり、和らげることが出来るはずです。
それでも気まずい空気が流れたら
今だからこそ冷静にこの記事を書いているわけで、「そんなこと分かってるんだよーー。でもイライラしちゃう」ってなってしまったら。
そんな時こそ余裕を持ってください。(特にパパのみなさん)
一言。
一言でいいので、台詞のように労わってあげてください。
本当に感謝してますもん。
理想論ですが、相手が弱っているときこそ助けてあげたいですよね。
その思いやりで夫婦の危機は乗り越えられます。
「そんなに単純じゃない?」
いえいえ、思っているより実はとっても単純かもしれません。