子どもの車酔いなんて想像もしていませんでしたが、1歳半になった頃、車に乗って1時間くらいでいきなり吐いたことがありました。
それからは長距離移動のたびに吐くことが続き、2歳を過ぎてからは車に乗って20分でほぼ毎回吐くようになってしまったんですね。
この記事では、深刻な車酔い問題を本気で解決するべく、検索したりあれこれ聞いたりしたことを、実際に試してレポートします!
乗り物酔い対策をしても2歳児の車酔いは手ごわかった!
酔い止めを販売している製薬会社のホームページに、乗り物酔いの豆知識が掲載されていたので、2歳児でもできるものを試してみました。
結論から言うと、いまいち効果が感じられず、吐いてしまうことがけっこう多かったです。しょんぼり。
普段からしておく対策
前日や当日の対策だけではなく、普段から続けることで車酔い克服に役立つ方法があるんです。
乗り物に慣れる
これは乗り物自体に慣れて自信をつけるための方法。小さい乗り物は揺れが大きいので大きい乗り物で短い距離から慣れていくのがポイントです。
寝返りを打って、平衡感覚を鍛える
子どもの場合は、遊びを通して乗り物酔いを克服できる
これらは回転、揺れ、スピードに慣れ、同時に三半規管の機能を強化していくための方法です。子どもの場合はブランコや滑り台も役立ちます。
今困っている私には正直気の長い話だな~と思いました。
前日までの対策
睡眠不足は大敵。よく寝て、睡眠を十分にとる
前日の夜は8~9時間、昼も2時間くらいしっかり眠ってもらいましたがダメでした。
出発前の対策
空腹でも満腹でも乗り物酔いを誘発する
空腹や満腹を避けて、食後1~2時間過ぎてから車に乗せましたがダメでした。
リラックスできる服装で乗り物に乗る
服装はもちろん2歳児らしくしめつけのない動きやすい服装です。チャイルドシートのベルトもそれほどきつくは締めていないつもりですがダメでした。
「酔わない」と思い込むことも大切
いつも「大丈夫よ」と声をかけるようにしていますが、自己暗示にはなりませんよね。もう少し大きくなったら本人に試してもらいます。
移動中の対策
進行方向を見る
年齢的にチャイルドシートは前向きで座っていますがダメでした。
目から入る情報は少なくする
読書や携帯ゲーム、スマホなどは避け、遠くを見たりして、視野を広く持つのがよいとのこと。読書やゲームをする年齢ではないけれど、テレビは見せていたので、車内でテレビを見せないようにしてもダメでした。
換気をよくする
いつも窓を数センチ開けるようにしていてもダメでした。 場所によっては排気ガスのにおいも気になりますよね。
リラックスできる状況を作りましょう
おしゃべりや音楽を聴くのもよいとのことですがダメでしたね。
酔い止めは3歳まで使えない!
出発前の対策の中には、やっぱり酔い止めの薬を飲むともあったのですが…
そこで子どもが飲める酔い止めを調べてみると、センパアは3歳から(プチベリー)、トラベルミンは5歳から(チュロップとジュニア)という結果に。
つまり、車酔いが始まってから3歳まで車酔いキッズのおかあさんは丸腰で戦わなければいけないということです。
子どもがチャイルドシートで嘔吐したときの対処法
車を止めたらとにかく拭く!
子どもがチャイルドシートで吐いたら、まず車を停められる場所を探し、子どもを着替えさせて落ち着かせます。 その後はチャイルドシートをひたすら拭きます。
帰宅するまでは最強の防臭袋「BOS」でにおい対策
子どもが着ていた服や、掃除に使ったタオルやウエットティッシュなど、汚れものは驚異の防臭袋BOSに入れてます。
これでにおいは軽減されますが、チャイルドシート本体についたにおいはやっぱり車内に充満するんですよね……
帰宅してからはチャイルドシートカバーを洗濯機で丸洗い
帰宅後はチャイルドシートの表カバーを外して洗濯機で洗います。
表カバーを外すのは正直めんどう。
メーカーは「取り外し簡単楽々ウォッシャブルカバー」なんて言いますが、シートベルトを外さないと取り外せない箇所があるというのは、ちっとも楽々じゃありません!
洗濯機で丸洗いできないパーツがあって困ってます
吐く量が少ないうちは、チャイルドシートの表カバーを洗えばOKでした。
ところが、量が増えると表カバーを貫通して下のパーツまで汚れるようになりました。
チャイルドシートの表カバーを外すと側面に低反発素材が入っています。
以前、低反発素材のクッションを洗濯して乾かなくなったことがあったので、チャイルドシートは除菌ウエットティッシュで拭くだけにしています。
さらに、おしりの下に入っているパーツは発泡スチロールとスポンジが接着されています。
洗濯機に入れると接着部分がもげそうなので手洗いしていますが、最近スポンジ以外のにおいがするのが気になってます……。
チャイルドシートが汚れなかったらだいぶ楽になるのでは?
以上、車酔いで子どもが吐いたときに困ることをまとめると、こういうこと。
- チャイルドシートについたにおいが車内に充満する
- チャイルドシートの表カバーの洗濯や、カバーの下まで染みた時の処理がたいへん
ということは、チャイルドシートを守れればかなり改善しそうです。
チャイルドシートの汚れ防止ってどうしたらいいの?【聞いてみた】
タオルを敷いてもダメだった
チャイルドシートの汚れ防止にタオルを敷いてみると、多少は吸収してマシになりました。
ただし量が増えてくると、タオルが水分を吸収しきれずシートが汚れました。
タオルのかわりにペットシーツを敷く
ママ喫茶で聞いてみたところ、お子さんの車酔いに悩んだ人はいませんでしたが……
というわけで、さっそくやってみました。
ペットシーツでチャイルドシートはどこまで守れる?【やってみた】
※中から吸収材の粉末が出てくる製品があるため注意が必要です
ペットシーツを敷いてみた
実際にペットシーツを敷くとこんな感じになりました!
45cm×60cmのワイドサイズのペットシーツを4枚使いました(頭1枚、背中1枚、足元2枚)
敷くときに気になったのはペットシーツが浮くこと。
面積だけなら3枚でなんとかいけますが、浮くのを抑えるため4枚にしてます。
- ペットシーツの端が浮く
⇒ペットシーツの端と端をテープで固定 - 股バックルに重なる部分が浮く
⇒足元だけペットシーツを2枚にして、股バックルを挟むように斜めに1枚ずつセット(足元の2枚はレギュラーサイズでもいいかも)
車でのお出かけがほんとうに憂鬱でしたが、対策をしたことで少し楽しみになりました。
においが残ったチャイルドシートってどうしたらいいの?【聞いてみた】
チャイルドシートについたにおいの落とし方もママ喫茶で教えてもらいました。
においの原因は汚れに住み着いた菌
においの原因は汚れに住み着いた菌なので、根本的な解決は殺菌です。
熱湯消毒は耐熱温度に注意
においが残ったパーツは発泡スチロールとスポンジが接着されたものです。
両方とも水は問題ありませんが、耐熱温度が問題でした!
- スポンジ
⇒耐熱温度の低いものは80℃くらい(素材による) - 発泡スチロール
⇒通常70〜80℃
殺菌作用のある洗剤がお役立ち!
残ったにおいは「オキシ漬け」でどこまで消える?【やってみた】
粉末酸素系漂白剤でにおい取りに挑戦!
食器や調理器具の漂白と同じように、40度以上のお湯2リットルに大さじ1杯(石鹸百科)の割合で粉末酸素系漂白剤を溶かしました。
そこにパーツを漬け込むはずが、発泡スチロールが浮かんでしまったので、オタマで液をかけつつ30分ほど待ちました。
その後しっかりお湯で洗い、陰干ししました。
においはきれいに消えました【大満足!】
見た目はあまり変わりませんでしたが、かいでみてもスポンジのにおいしかしませんでした。大・成・功★
酸素系漂白剤って今まであまり使ってなかったけど、塩素系漂白剤のにおいが苦手な夫のことを思えば、けっこういい感じかも!!
車酔い2歳児対策は徹底的な汚れ防止に尽きる!
子どもが嘔吐してしまったチャイルドシートは、オキシ漬けでにおいが取れることがわかりました。
でも……これ正直めんどくさいんです……。
少なくともお出かけ先ではできることじゃありません。
だからやっぱり徹底的に汚れを防止することが大事!!!
- 拭くものたくさん
⇒キッチンペーパー、除菌ウェットティッシュ、タオルなどお好みで - お食事エプロン
⇒お洋服の汚れをガード! - ペットシーツ ※サイズはワイドタイプがおすすめ
⇒チャイルドシートの汚れをガード!(拭くのにも使えます)
※中から吸収材の粉末が出てくる製品があるため注意が必要です - 驚異の防臭袋BOS
⇒汚れたもののにおいをガード!
これだけ用意しておけば、車酔いで吐いても車中のにおいとチャイルドシートを洗う手間がだいぶ減ると思いますし、車でのお出かけが今までより憂鬱じゃなくなりました。
本当にこの装備で汚れを防止できたのか、またレポートできたらなと思います!
2018年9月に車で遠出する機会があったので検証を行いました。
この方法の弱点が判明し、全面的にはおすすめできない結果となりましたので、包み隠さずご報告いたします。