こんにちは。5年前に注文住宅で家を建てて以来、おうちが大好きなあやです。
喫茶の1期メンバーには、私を含め注文住宅を建てたママが4人いました。
一方、喫茶マスターのぽてこさんは、注文住宅の計画を進めている真っ最中。
喫茶ぽてこにて
「マイホームのこだわりや、失敗・後悔したって思ってるところを聞きたいなぁ。これから家を建てるから、ぜひ参考にしたい!」
「いいよ、なんでも聞いて!」
このように喫茶内で雑談をしていると、「そんなところまで考えて建てたの!?」「そんなの知らなかった!」と、私自身〝目からウロコ〟な部分が多々。
これから注文住宅を建てる人や、マイホーム検討中の人に伝えたい。ぜひ参考にして欲しい。
ということで、「注文住宅に関するママの本音やこだわり」を大公開します!
私みたいに後悔しないためにも、この記事はしっかり読んでおくことをおすすめします。(笑)
育児中のママに聞いた!注文住宅のこだわりを教えて!
喫茶ぽてこにて
「注文住宅を建てた組4人は、それぞれどんな部分にこだわったの?」
「うちは共働きだし、『家事がしやすく、家族がリビングに集まる家』にした。
知り合いの個人の設計事務所にお願いして、外構も全部ひっくるめて予算化して建てたよ。」
「うちは収納多めのモノトーンインテリア。あとからの工事は難しいって聞いたから、できるだけ希望を詰め込んでみた。
夫が『子供の友達に自慢できる家がいい』とも言ってたし。」
「私は『ママが笑顔でいられる家』をコンセプトにして、家事動線とメンテナンスの楽さを追求したよ。
耐震性や気密性などの家の品質も考えながら、予算内に抑えたよ。」
「うちは片付け下手な私とミニマリスト寄りの夫で話し合って『隠す収納』を意識したよ。
狭いスペースでどう収納するかにこだわったかな。」
そして、マスターはこれから注文住宅を建てるだけあって知識や情報、マイホームコンセプトもしっかりお持ちでした。
私は何よりも家族の生活動線と収納を整えたいな。モノが散らからなくて、探しものをしなくて済む・・・家族全員がストレスなく快適に暮らせる家にしたい!
それぞれどんなことを考えて注文住宅を建てた(建てる)のか、細かいところまで詳しく聞いていきます!
家の構造体の後悔・成功ポイントは?
注文住宅を建てる際に検討する部分はたくさんあるので、以下のように分けてみました。
- 外側:構造体や外構など(高気密高断熱などの機能性・外壁や屋根・太陽光・外構)
- 中身:部屋別(リビング・キッチン・洗面・脱衣所・お風呂・トイレ・玄関)
まずは、この外側部分から探っていきます!
鉄骨?木造?2×4?
喫茶ぽてこにて
「私が注文住宅を建てるとき、まずは家の構造体から考えたよ。2×4や鉄筋、コンクリートの家は間取りの変更がしにくいのが気になって、一番変更がしやすい木造を選んだの。」
「そこから考えたの!?はぐさんって何者!?考え方が洗練されてる!」
「暮らしていると変わっていくことだらけだと思うから『選択肢が現れたら後で変えることができる』を意識して家作りしたの。」
「確かに独身時代・子育て時代・子供が巣立ったあと・老後と考えると、生活は大きく変わるもんね。
そのあたり、間取りでは少し考えたけど、家の構造体では考えてなかったなぁ。」
「うちは2×4で地震に強い家にする予定。そりゃセキスイハイムとかの鉄骨を選んだ方が頑強だけど、身の丈でできることを意識した!」
「うちも確か2×4。ぽてこさんと同じく予算も限られてたし。
うちは東海地震が来ると言われてる地域だし、やっぱり地震対策はしたかったっていうのがあった。」
「うちも土地選びの段階から地震のことは意識してた。地盤が固い地域を選んだし、2×4だよ。」
「うちは地震が少ない地域だからっていうのもあるけど、今どきの耐震基準だったら木造(従来工法)も2×4もそんなに大差ないって言われたから、木造にしたよ。
どんな構造にしても地面がめちゃくちゃになったらどうしようもないし、土地が大丈夫かどうかの方が大事って聞いた。」
「私は大阪北部地震で震度6弱を経験して、直後に西日本豪雨もあったから恐怖を感じたよ。川からの距離や土地の高さも大切だと思った。」
注文住宅メモ
- 木造(従来工法):骨組み→壁という順で作るので間取りや増改築の自由度が高い
- 2×4(ツーバイフォー):2インチ×4インチの角材で作った枠に、構造用合板を打ち付けてパネル状にして床や壁にする。壁パネルをバランス良く配置することで耐震になるけど、間取りの変更がしにくい
土地については、国土交通省が提示してるハザードマップも役立ちます。
ハザードマップポータルサイト
国土交通省が運営する、「ハザードマップポータルサイト」です。身の回りでどんな災害が起こりうるのか、調べることができます。
地震や台風などの自然災害はいつ・どこで発生するのかわかりません。構造体についてもしっかり勉強して、自分が納得するものを選択すべきですね。
高気密高断熱
喫茶ぽてこにて
「高気密高断熱についてはどうなの?注文住宅ではもう当たり前?」
「注文住宅ではないけど、うちの親が新築で分譲マンション買ったの。そしたら断熱材がダメダメだったよ。床から天井・壁から全部カビてるの。」
「マンションでも断熱材がダメダメとかあるの!?」
「うん、北海道だからっていうのもあるかもしれないけどね。家って大きな買い物だから断熱材はどんなものなのか、建てる前に意識したほうがいいかも。」
「欠陥物件ってあるんだよね。なんで断熱材入れ忘れてるの?的な。だから壁作ってる段階でチェックできる注文住宅にしたかったっていうのはある。」
「壁の断熱材はもちろんだけど、窓の性能がよくないと高気密高断熱の家にはならないみたい。いい窓を選ぶと窓からの日差しも全然暑くないし冬も暖かいって聞いた。」
「あ、そうか。窓も大事だね。」
「私が決めたハウスメーカーは断熱性の高いトリプルガラスが標準ってのは決め手の1つになった。窓の性能が良いところは暑がりの旦那がひどく気に入っててね。ショールームで体感したけど、ほんまに全然違ったよ。」
トリプルガラスはその名の通り、ガラス3枚でできた断熱性能世界トップクラスの窓のこと。断熱窓は2枚でできた複層ガラスが一般的ですが、トリプルガラスになるとより断熱効果が高まります。
※窓の性能比較についてはYKK AP公式サイトの窓の教科書がわかりやすいです
私がショールームで体感したトリプルガラス(
LIXILサーモスX)は、ガラスとガラスの間に熱を通しにくいガスを充填している魔法瓶みたいな窓です。これが標準なんて本当に感激でした〜(ローコスト寄りのHMです)
ぽてこさんのように、窓の性能はショールームで実際に体感したほうが違いがよくわかると思います。
標準設備はハウスメーカーによって違いますし、性能の良いものを付けたいと思ったらオプションで金額が跳ね上がることもあるので、ハウスメーカーの標準設備にも注目です。
外壁・屋根のメンテナンスの必要性
喫茶ぽてこにて
「メンテナンス面だと、外壁はスイス漆喰とかで塗り替えとかないもの。屋根もメンテナンスなしのものにしたよ。」
「うち、ここはなんにもこだわってない気がする……と思って今調べたら、耐久は30年だけど築10年のときにメンテナンスが必要みたい。これは考えてなかったよーショック!!」
「うちも屋根は全然考えてなかった!どうしたかさえ覚えてない(笑)外壁は、フッ素樹脂塗装がされていて紫外線による色褪せに強いんだって。うちもあやさんちと同じで耐久30年だけど10年ごとにメンテ?点検?が必要みたい。」
「うちの外壁はサイディングで、20年後にメンテナンスが必要と言われてるやつ。定期メンテは痛いけど、日常の雨で汚れが落ちやすい材質・雨だれなどが目立たないカラーを選んだから、今のところ汚れは目立ってない。」
「うちもメンテナンスが少なくて済むものにする予定!サイディングっていくら汚れないものを使っても、本当にメンテナンスいらずで済むかどうかはシーリング材次第って聞いたよ。」
「うちも確かまりさんと同じで汚れがつきにくいものにはしてる。実際5年間何もしてない。(笑)でもシーリング剤というものは何にも考えてなかったなぁ。メンテナンス大変そう……。」
「うん、ご近所で工事してるところ見たけど、家全面と車に覆いをかけて大規模にやってた。」
「メンテナンス回数を減らす家にするなら壁も屋根も同じくらいの耐久性があるものを使っとくのがコツだよね。屋根や外壁のメンテナンスは足場を組むこと自体が高いから、同時にメンテできるようにしておくと無駄がないって聞いたよ。だからうちはどっちも30年はメンテナンスがいらないもので考えてるよ。」
「メンテナンスが必要ってことは、地味なコストものちのちかかるってことだもんね。これから注文住宅を建てる場合は、材料はケチらないほうがいいのかも?」
外壁については私もよくわかっていなかったので、サイディングとシーリング材について調べてみました。
注文住宅メモ
- サイディング:外壁に使用する素材の一種。板状の外装材なのでそのまま壁に貼ると外壁になる。
- シーリング材:サイディングのつなぎ目や隙間に使うもの。劣化すると雨水が壁の中に入ってしまう可能性がある。
ということで、ぽてこさんの言う通りシーリング材も外壁の劣化に関係ありますね!
雨水が入ってしまうほど劣化してしまう前に、メンテナンスが必要になってくると思います。
太陽光は防災にもなる!
喫茶ぽてこにて
「みなさんは太陽光つけてる?うちは屋根全面につけて築5年だけど、もう太陽光代の元取れちゃいました♪」
「うちも太陽光乗せる!何と言っても今太陽光パネル安いし!あやさんと同じぐらいの時期に建てた一条工務店の友達は、10kW乗っけて発電所と化してる。数年前は電気売って儲けよう!な風潮だったよね」
「10kWはすごい!そうそう、今は売電価格も下がっちゃってるけど、それでも元は取れるんじゃないかってくらい発電してるよ。
今思えばカーポートにも乗せれば良かったって思うくらい。」
「私は富山だから、日照率めっちゃ悪くてやめたの。
太陽光分、ローンと金利上乗せ、売電価格も下がってる、日照時間少ないからデメリットばっかりやん!ってなったの。」
「今は災害対策として、ハウスメーカーが太陽光を押してくることが多いよね。実際私たちも地震が起きた時などに困らないように自家発電にしておきたいって考えがベースにある。
あとはこれから売電の価格が低くなるとか言われてるんで、乗っけすぎず自分とこの電気代をまかなえる量が目安かなーと。」
「そうかー今は災害対策かー。」
「うん、だから今のところ5.5kW乗せる予定。これだけあれば一つの屋根に乗るとかなんとか。余った電気は日産リーフに蓄電!(蓄電池として使えるから、いざという時の夜中も電気が使える)
そして、あえてオール電化ではなくリスクヘッジのためにもガスは引く予定してる(ガスの衣類乾燥機『乾太くん』、ガスファンヒーター、ガス炊飯器を使いたいのが1番の理由)」
「車が蓄電池代わり!?それってすごい防災!太陽光のパワーコンディショナを自立運転に切り替えれば電気は使えるけど、パワコンに直接コンセントを差し込まなきゃいけないから、使える電気は限られてることが悩みだった。
うちオール電化だから停電したら本当に困るし、それいいね♪」
「うちは小屋裏収納を広げることが最優先だったから、太陽光のために屋根の向きと収納スペースけずるならやめよう!ってなっちゃった。
もうちょっとプラス面も検討してもよかったなぁ。」
「あ、うちも玄関が南向きで、正面から見た外観の見た目が悪くなるから乗せなかったってのも理由の一つ……。プラスになるのかどうかの計算を全くしなかったから、ちゃんと計算して検討してもよかったな。」
私が注文住宅を建てた2013年は、まさに太陽光で売電しよう!という感じでしたが、最近は考え方が変わってきているようです。
2018年におきた北海道の地震では、長時間の停電時に電気自動車が役立ったとニュースで報道されています。
自然災害はいつ起こるかわからないし、何かあっても太陽光で自家発電できるのは心強いのかなって感じました💡
外構の後悔・成功ポイントは?
喫茶ぽてこにて
「私、外構はあちこち失敗したって思ってる……。一度、業者にやり直してもらったところもあるし。」
「うち、庭は業者に頼むと高いから整地と周りの砂利入れだけ施工会社にしてもらったよ。芝生とシンボルツリーはネットで買って植えたし、レンガや土や砂はホームセンターで買って設置も旦那がやったから、かなり予算抑えられた。」
「それはかなり節約できてるね!外構高かったよー!私、芝生は本当にいらなかった!おしゃれってだけで植えたけど、雑草もすごいし虫がすごい。
今の所確認できている虫はコチラです。(蜘蛛・カエル・ミミズ・バッタ・よくわからない小さな虫)」
「蜘蛛はちっさい虫食べてくれるからいいのよ(嫌だけどw)。うちの芝生はダンゴムシが大量発生することがわかりました。玄関や家の中まで侵入してきていますw」
「うちの実家(築3年)はヤスデが部屋の中にも侵入してきていますw(ヤスデとは3cmくらいの小さいムカデみたいなやつね。)刺さないけど、天井から降ってきて気持ち悪いんだ。」
「あああー絶対いやだ!虫嫌いだから芝生絶対やめる!!!」
「虫嫌いなら芝生はマジでやめた方がいい。芝生の管理は舐めない方がいい。これ本当。
見た目はすごいいい感じになるけど、防草シート敷いても雑草生えまくるし、真夏の芝刈りアホみたいに暑いし。うち、旦那がやりたいって言うから『私は何もやらんよ』って最初に言ったw 本当に何もしてない。」
「わかるー。うちも旦那希望で芝生植えて、私は何もやらん!って言ったけど、単身赴任でいないから結局草ボーボーで私が抜くはめになってる。
芝生を全部掘り起こしたい衝動に狩られてる。」
「私はマジで何もしてないよ。(笑)芝生は庭いじりが趣味じゃないと本当に厳しいと思うの。ただ憧れだけで芝生入れた友達の旦那さんは本気で後悔してるってw
でも、芝生にしなかったらどうしたらいいんやろ?コンクリじゃ味気ないし…」
「うちは管理できないと思って、駐車場だけじゃなく玄関周りもコンクリ打ったんだけど、照り返し強くて子供遊ばせると汗だくだよ!草抜かなくていいのは本当にラクだけど、年配の方からはそっけないと不評だし。w」
「……どうしたらいいの?」
「うーん、人工芝は熱くなるって聞くしなぁ。あ、うち細かい石を樹脂で固めてる部分もあるんだけど、おしゃれだし暑いわけじゃなくて気に入ってる。ただ高かった覚えがあるけど。」
「外構ってさ、注文住宅で後回しにしがちだから後悔ポイント多いんだよね。」
「ほんとそう!あとね、玄関付近にシンボルツリーを植えたんだ。でも植栽の種類や特徴なんてわからなかったから、外構業者に『葉っぱが落ちないやつ希望!』って丸投げしたの。
いざ植わったら落ち葉はすごいわ、春になると謎の花が咲いて1cmもない細かい花びら落下しまくるわで悲惨だったの!何の木だったんだろう。(それすら知らない)」
「名前すら覚えられていない謎の木……ジワジワくるw やっぱり外構については予算込みでしっかり考えないとあかん項目なんやね!中のことばかりで忘れそうだからメモメモ📝」
注文住宅を建てるときは家の中に注目しちゃうので、まりさんの言うように外構は後回しにしがちなんです。
私もまさにそうでした。消費税が上がる前のタイミングで建てようとしていたので、時間もなくなってきて適当に決めてしまったんです。
でも、もし間に合わなくても、あいあいさんのように自分でもできたはず……。
後悔しないためにも、外構はしっかり考えることをおすすめします!
失敗・後悔しないための注文住宅(外側の部分)まとめ
注文住宅を建てたママに聞いてわかったこと
- 家の構造体は目的に応じて選ぶ
- 災害対策は、そもそも土地選びが大事
- 断熱では窓の性能も要チェック
- ハウスメーカーの標準設備を知っておく
- 家は建てて終わりじゃない(メンテナンスについても検討すべき)
- 防災目的の太陽光もアリ(+電気自動車は心強い)
- 外構は後回しにしがち
私はここまで深く考えていなかった部分があるので、後悔している部分がいくつかあります😭
私みたいにならないように、今から注文住宅を建てる人はしっかりと『構造体や外構』のことまで考えることをおすすめします。
次回は、『家の中身』である間取りや住宅設備について探っていきます!
家事動線についてや収納などの細かい部分についても、ママたちの本音をしっかり調査するのでお楽しみに!
注文住宅の間取りはどう考えた?子育てママ4人に聞く部屋別のこだわり
こんにちは。5年前に注文住宅で家を建てて以来、おうちが大好きなあやです。 育児中のママに聞く、後悔しない注文住宅の建てか...